木造戸建て住宅インダストリアルリノベーション（埼玉県所沢市）

今回は、中古住宅を購入されたお施主様から、

引っ越し前に「自分達の好きなデザインで、かつ自分達のライフスタイルあった形でフルリノベーションをしたい。」

とご依頼を頂き、始まったプロジェクトです。

 

間取りは、

元々リビングダイニングと押入れが付いた和室6帖が横につながっている良くある間取り。

それを今回はLDK一室に変え、2階和室を洋室に変えるなどのフルリノベーションを行いました。

LDKの一角には旦那様の趣味である自転車をいじくれる様に1段下げたタイル張りの土間とし、

サッシも引き違いからフルオープンできる折れ戸式の窓に変えた事で、外からもアプローチしやすくしました。

 

建て主様ご夫婦共に、インダストリアルな雰囲気が好きとの事。

そのインダストリアルな雰囲気となる様に内装をデザインしていきました。

壁は漆喰を塗り、一部アクセントに表情の違う板を玄関は茶色、土間の部分は色褪せたグレーに塗装しランダムに張りました。

キッチンもアイアンと無垢の板（今回はブラックチェリー）で完全オリジナルでデザイン・製作しました。

差し色に黒色のアイアンや、黒色の照明・ライティングレールを用いて、空間を引き締めインダストリルな雰囲気を作っていきました。

細部にまでこだわり、スイッチ・コンセントもアルミ製のプレートとし、黒のトグルスイッチとコンセントを採用しました。

 

2室を1室にすることで壁は無くなりますが、構造は荷が掛かる柱は残し、梁も補強したり、

重心・剛心のバランスを見ながら筋交いの位置を移動・追加したりして構造耐力を確保しています。