スケッチでプレゼン(ト)すると言う事。~練馬高野台マンションリノベ~ 04-2965-9012 〒358-0011 埼玉県入間市下藤沢1062-1 エステスクエア弐番館404 営業時間 8:30〜18:00 日・祝定休
最近では、お施主様との打合せの時には、
その場でスケッチを描いていましたが、
先日お話を頂いた練馬区高野台のマンションリノベーション物件では
持ち帰ってスケッチ(建築用語ではパースという)を描いてみました。
私のパースの描き方は、
学校を出て一番最初に勤めた店舗デザインの会社で、
その中で展示会のブースやデパートのショウウィンドウのデザインの部署に配属された時に
先輩が描いていたのを見よう見まねで覚えた描き方。
それが今でも自分のパースを描くやり方のルーツとなっています。
その描き方を順追ってちょっとご紹介したいと思いますm(__)m
まずは、間取りを落とし込んだ平面図に、絵を描きたい部分の所に等間隔のマス目を記入し、
それを基に、床・壁・天井になる部分に同じく等間隔に(見える)様なマス目を描きます。
このマス目が見た目でおかしくなくうまく描けるかどうかが結構重要となります。
下描きを描いている途中の工程部分はかなりはしょりましたが^^;
上の写真のマス目を利用して様々な部分の幅や高さを考慮して描いていきます。
そして下描きが完成したのがこれ↑
下描きは実はこんな程度ww
次は色塗り。
まずは、自分がイメージする素材や全体の色のバランスを見る為に、
簡単に色を付けていきます。
引き出し線の先に描かれているのは色の番号。
私はパースを描くときは「コピック」というマーカーを使う事が多いです。
漫画家さんでも愛用されている方が多いのではないでしょうか?
それから本格的に色を付けていく際にもっとも重要なのが、
「マスキング作業」
これに対する労力をどれだけしっかり掛けられるかが、
最後の仕上がりに係わってきます。
建築作業でも「左官」や「塗装」仕上げでも同じ事が言えますね。
最後きれいに仕上がるかどうか。
地味な作業ですが一番大事な作業です。
で、仕上がりはこんな感じになりました。
ここ最近では、CGによるパースを提案する会社も多いですが、
CGはなんとなく固く冷たい感じがして、正直あまり好きではありません。。
時間と手間は係りますが、お施主様の為にたった一つの「プレゼン(ト)」をする意味でも
温かみのある手描きの方が良いかなと思います。
時代に逆らってはいますが、
nico設計室として、
設計者の想いを届ける一つの方法として、これからの手描きスケッチを続けていきたいと思います。
nico設計室
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